
Shopifyブログをカスタマイズする方法|WordPress並みに機能を強化する完全ガイド
Shopifyにはブログ機能が標準で備わっていますが、デフォルトではかなりシンプルです。WordPressと比べると以下のような機能不足を感じる人も多いはずです。
機能不足の例
Shopifyブログの主な機能不足
- 関連記事や目次がない
- 著者情報やシェアボタンがない
- 記事デザインが平坦で読みづらい
しかし、テーマ編集やアプリを使えば、見やすく・回遊率が高く・購買につながるブログに変えられます。
1. デフォルトでできること
最近のShopifyテーマ(Dawnなど)では、以下のような機能が最初から入っています。
Shopifyブログの標準機能
- アイキャッチ画像(記事画像)の表示
- 記事カテゴリー(ブログ)の分類
- タイトル・本文・日付の表示
ただし、これだけでは「情報としては読めるけれど印象に残らないブログ」になりがちです。
2. カスタマイズで追加したい機能
(1) 関連記事
記事の下部に関連する記事を表示すると、回遊率が上がりSEO的にも有利になります。Shopifyの標準機能にはないため、Liquidコードやアプリで実装します。
(2) 目次
長文記事の場合は、ページ上部に目次があると読者が迷わずスクロールできます。これもShopifyには標準でないのでカスタマイズが必要です。
(3) 著者情報
記事の信頼性を高めるには、書いた人が誰かを明示することが効果的です。特に専門性のあるジャンルでは必須です。
(4) SNSシェアボタン
記事を拡散してもらうためには、SNSボタンの設置が効果的です。これも標準では付いていません。
(5) デザインを整える(見出しの装飾)
CSSで見出しを目立たせることで、記事の可読性が向上します。assets/theme.css に次のコードを追加します。
.article-content h2 { border-left: 4px solid #2ecc71; padding-left: 10px; margin: 20px 0 10px; font-size: 1.4em; } .article-content h3 { border-bottom: 2px dashed #ccc; padding-bottom: 4px; margin: 15px 0; }
3. アプリを使う方法 — 「All in One Blog」
コード編集に慣れていない方におすすめなのが、「All in One Blog」というShopifyアプリです。
All in One Blogでできること
- 目次の自動生成
- 関連記事の表示
- 著者情報の表示
- SNSシェアボタンの追加
- ChatGPTによる下書き作成(コンテンツ制作支援機能)
- Theme App Extensionによる簡単な表示切替(コード編集不要)
機能項目 | Shopifyデフォルト | Liquid/テーマ編集でのカスタマイズ | アプリ(例: All in One Blog) |
---|---|---|---|
関連記事 | なし | 実装可能 (Liquidコード) | 実装可能 |
目次 | なし | 実装可能 (Liquidコード) | 実装可能 (自動生成) |
著者情報 | なし | 実装可能 (Liquidコード) | 実装可能 |
SNSシェアボタン | なし | 実装可能 (Liquidコード) | 実装可能 |
アイキャッチ画像 | あり | - | - |
記事カテゴリ | あり | - | - |
記事デザイン | 平坦で読みづらい | CSSなどで改善可能 | デザイン調整機能あり |
回遊率向上 | 低い | 向上可能 | 大幅向上 |
コンテンツ制作支援 | なし | なし | あり (ペルソナ設定 |
実装難易度 | 簡単 | 中〜高 (コード知識必要) | 簡単 (コード不要) |
これを導入すれば、WordPress並みに充実したブログ機能を短時間で追加できます。
6. まとめ
Shopifyブログはデフォルトで最低限の機能はありますが、関連記事・目次・著者情報・SNSボタンといった機能は標準ではありません。これらを追加するには、
- Liquidコードでのカスタマイズ
- All in One Blog のようなアプリの活用
の2つの方法があります。特にコードに不慣れな方はアプリ導入が手っ取り早く、見た目と機能が一気に充実します。